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里の人インタビュー:新田さん(里力再生協議会会長)③ 〜思い描く三重森本の未来

地域のこと

―ではここからは新田さんと三重森本の今後について聞いていきたいと思います。昨年から里の公共員の吉岡さんも入り、移住促進に力を入れているということですが、新田さんとしてはどういう人に入ってきて欲しいですか?

若い人、特に子育て世代の家族が来てくれたら最高やけど。でもまあ、一緒に楽しく酒が飲みたい。普段から楽しく酒を飲みながら話ができる人であればOKです(笑)。区の行事が年間何回かあるので、そういった行事に参加してくれる人であれば嬉しい。

―今の子供たちが大人になる頃、例えば30年後、この地域がどんな姿になってるといいなと思いますか?

自然条件で言えば、今のままで十分なんだ。農地が守られ、子供たちが仕事と生活ができ住んでいける、そういう地域。それ以上何を望むんだろう。

今後人口が減っていくのは仕方ないと思う。ただ地域の魅力というのはほっといてもできないし。何もしなくても魅力があるというのは余程の地域であって。人口はどの地域でも減っていくんだけど、こういう地域に住みたいなと外部の人が思うような、そういう地域は努力しないとできんと思う。そういう努力をしてる地域には外部からも人が入って来やすい。

僕らができるのは魅力ある地域づくりというか、住んでいて楽しい地域、住民が大事にされてると感じる地域を作るのがミッションだなと。その今のこの思いが次の世代にも繋がっていけばいいかなと思ってる。

―次の世代に繋げるって大事ですよね。

仕事に忙しい世代だから、大学生との懇親会の時に一緒に参加してくれという呼びかけをしたり、いろいろ機会を作って一緒にやっているんだ。

現在、30代~50過ぎの人で地域の若手グループを作っている。今の僕たちの動きを見ながら、あと10年15年後、その人たちが中心としてやれることを大事にせなあかんなと思う。

大学生の皆さんと鍋を囲む新田さんと地域の皆さん

―これで最後の質問になります。新田さんが今後、三重森本でやっていきたいことを教えてください。

三重と森本が合同でできる行事を里力協議会が中心になってやっていきたい。

僕たちはこの組織ができてから交わってるけど、一般の区民は交わる機会がない。

三重は19年ぶりに運動会を3年前に開催して区民200人が集まった。三重区の行事で200人集まることはない。人集めが大変だといって反対する声もあるけど。

でも、それを見て森本でもそういうことがやりたいという声があった。そういう時に若手のチームが中心になってもらったらいいなと思う。今後10年間でしたいのは区民同士の繋がりで一緒にできる行事を作っていきたい。

以前聞いた言葉ではあるけど、人口は減って来ても人の交わる人交密度は濃くしたい。そういう地域にしたいというのはある。

―長時間のインタビューありがとうございました。