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農業体験イベント 第2弾を実施

里力再生協議会

~「 ひよせ」に住む生き物 27点と78点 ~

6月22日、農業体験イベント第2弾「生き物調査」を、生物多様性米「ゲンゴロウ郷(さと)の米」の田んぼ2か所のひよせを使って行いました。

ゲンゴロウ田のひよせの中に網を入れる子どもたち
網ですくった生き物を器に入れ、子どもたちに説明する学生

豊かな自然の恵みを多くの人に知ってもらうため、当協議会農法委員会(丸井洋市委員長:7人)が中心になり、龍谷大学谷垣ゼミ、京丹後森本アグリ(株)の協力で行った3回のイベントの内の2回目。

応募があった3人と地元の小学生7人を含む45人が長ぐつを履き田んぼへ。学生の説明を聴きながら、「ひよせ」の水の中に住む生き物を網ですくい調べました。

思い思いにひよせの中に網を入れ調べました

「ひよせ 生物調査シート」(100点満点)を使い、2か所のひよせで見つけた生き物の点数をそれぞれ合計した結果、27点と78点となり、田んぼの環境により点数に差が出ました。

龍谷大学谷垣ゼミ学生がつくった「ひよせ 生物調査シート」A4版 表面。生き物にそれぞれ点数をつけた。希少なものほど点数が高い。合計が100点
「ひよせ 生物調査シート」A4版 裏面

78点の田んぼの「ひよせ」には多くの種類の生き物がいました。マルガタゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウの幼虫、タニシ、コオイムシ、ヤゴ(赤とんぼ)、カエル、オタマジャクシ、ドジョウ、マツモムシ、ガムシの幼虫、アメリカザリガニです。これらの生き物には生物調査シートでそれぞれ点数が決めてあり、その合計が78点という高い点数になりました。

自然がどれだけのこっているかのバロメーターと言えるゲンゴロウやタニシ、ドジョウなど、私たちの地域には多くの貴重な生き物がたくさんいます。参加した子どもたちには調査結果表を送りますが、自然の豊かさや恵みを理解していく良い機会になりました。

中干がしてあるゲンゴロウ田横の「ひよせ」で学生の説明で調べました
「よーこそ皆さん」と開会式で参加者に挨拶をする丸井洋市委員長(森本公民館)
開会式に続き、龍谷大学谷垣ゼミ学生が活動報告
参加者全員でお昼ご飯を食べ意見交換しました (森本公民館2階)
女性グループ「まんぐるわ三重・森本」の皆さん手作りのお昼ご飯、腹いっぱいになった
参加者勢ぞろい、9月の農業体験イベント第3弾「稲刈り体験」で再びお会いしましょう