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ゲンゴロウが結ぶ地域と大学の協働のかたち。〜後編・龍谷大学報告会〜

地域・大学連携

後編は、いよいよ報告会について。1年間龍谷大学の学生さん達が調査して来たことを地域の皆さんの前で報告します。

龍谷大学の先生と学生さんの思いを聞いた前編のインタビューはこちら。

ゲンゴロウが結ぶ地域と大学の協働のかたち。〜前編・龍谷大学生インタビュー〜

報告は生物班、政策班、経済班の3つの班に分かれてされました。

まずは生物班の報告。改めて農村や水田の生物多様性の価値について触れながら、ゲンゴロウの住む田んぼにするためどのような農法・農薬を選ぶべきかについて具体的な説明がありました。

続いて政策班。日本各地や中国の南京での調査を踏まえながら、地域の人が自ら考え動く主体性が何から生まれるのかについて考察していました。

最後の報告は経済班。今までの個人主体の農業では経営面で難しくなっていくため、行政とも連携し組織化し、6次産業化を目指していくことが提案されていました。

一年の成果を報告する学生さん達。

報告を聞いていて、調査も4年目となり、着実に内容が積み上がっているなと感じました。地域の実情に沿った具体的な農法の提案など、他の大学の取り組みよりも一歩踏み込んだものになっています。

こういった地域と大学の取り組みは、通常半年や1年ぐらいの期間、毎回0から「地域資源の発掘」というテーマで仕切り直され、なかなか成果があがらないことが多いんです。一方、この龍谷大学の取り組みは、地域と継続的な活動を行い、しかもそれが1年ごとに受け継がれている。その積み重ねがゲンゴロウ郷の米プロジェクトを進展させ、地域にも受け入れられ始めている理由なんじゃないかと思いました。

熱心に報告を聞く地域の方々

続いて地域の方からの質問の時間。農薬や水路、農村の多面的機能など多くの事柄について質問が出ました。「報告の内容が年々よくなっている」という嬉しい言葉も聞かれ、和やかな雰囲気で報告会は終わりました。

報告会のあとは、もちろん宴会。地域の若手の方も合流し、地元の食材を使った懇親会が開かれました。

一緒に鍋を囲む地元の人と学生さん達。
丹後の名物「ぶりしゃぶ」に大満足の学生さん達
就職の内定を地元の人に報告する学生さん。この学生さんによると三重森本での経験を買われ内定が決まったとのこと。自分のことのように喜ぶ地元の人達。

和気あいあいとした空気の中、写真をとっていると「兄ちゃんも食えや」とお誘いが。何度も取材に来てますが、本当に温かで親しみやすい地域だなと感じます。このプロジェクトが着実に成果を生んでいるのは学生さん達の頑張りももちろんですが、それもこの地域の人たちの人柄があってこそなのかなと思ったのでした。