みんなで創る楽しい地域
三重は、のどかな田園風景とともに府道沿いに約1.5㎞にわたり家々が細長く続きます。花いっぱい運動のベゴニアやマリーゴールドの花が各家庭のプランターで美しく咲いています。山陰近畿自動車道からは京丹後大宮IC下車、左手に800m。市営住宅が2か所、峰山警察三重派出所、そして天橋立の松並木が横一文字に見える「大内峠憩いの広場」があります。
三重の歴史
「三重」という地名は、平安時代に編さんされた「倭名類従抄」(わみょうるいじゅうしょう)という書物に記された「三重郷」がもとになっています。
この地区では、三重遺跡において弥生時代から生活をしていた跡がみられます。東京国立博物館所蔵の「ビクニ屋敷古墳」のガラス釧は、この地区から1900年(明治33年)に出土したものであり、全国で3例しかない貴重なものです。戦国時代にこの地を治めていた三重城主成吉(大江)越中守は、宮津市文殊堂境内にある等身大地蔵の銘によると、1427年(応永34年)に千体の地蔵を造ったと伝えています。
寺は萬歳寺(曹洞宗)、薬師堂があります。薬師堂境内には、鎌倉時代から室町時代の銘文をもつ古い石造物がみられます。また神社には、三重神社・大川神社・愛宕神社があります。
三重地区から岩滝へ抜ける大内峠は、江戸時代に参勤交代で使われた道です。幕末の黒船来航に伴う動乱期には、峠に関所と胸壁(きょうへき)が設けられました。
(市教委資料から)
自慢の場所
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三重神社(諏訪神社)
1891年(明治24年)に諏訪神社の境内を拡張、祭神を豊宇賀能売命(とようかわめのみこと)としています。秋祭りには神楽や笹ばやし、楽(がく)が奉納され、多くの村人でにぎわいます。
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大川神社
安産の神として広く知られ、毎年4月中旬には付近の住民により例祭が行われます。五穀豊穣の神、豊受大神(とようけのおおかみ)が祀られています。
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金峰山萬歳寺
1827年(文政10年)に再建され現在にいたるが、2003年に庫裏、そして2017年には本堂の大改修を行っています。本尊は釈迦牟尼仏、脇待を文殊菩薩・普賢菩薩とする曹洞宗のお寺です。
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大内峠憩いの広場
丹後縦貫林道沿いにある休憩場所です。自家用車を止めて休憩できる広場と、高台には東屋があります。日本三景のひとつ天橋立の松並木が横一文字に見える絶好の場所です。
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山の神
山の霊に感謝し山に出入りする人の安全を祈願する大山祇(おおやまずみ)神社で、山の神さんと呼ばれています。三重の最南端で与謝野町と接する小字郡分(こおりわけ)の山の中にあり、稜線を流れる水は、与謝野町と京丹後市に分流しています。
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愛宕神社
火の神さんと呼ばれ、毎年7月中旬に例祭を行い三重集落の家々の安全を祈願しています。祠(ほこら)は三坂区と接する山の頂上付近。祭神は軻具土命(かぐつちのみこと)で、1680年頃に京都愛宕大権現を勧請(かんじょう)し祀られました。
いちおし
- 区民憩いの場「三重グラウンド」
- コミュニティーの拠点「三重グラウンド」。春にはのり面いっぱいに芝桜が咲きます。グラウンドの一部を芝生化、ブランコや滑り台などの遊具に東屋もあります。区民運動会やグランドゴルフ、そして子どもたちの行事などが行われる、私たち自慢の場所です。
主な行事
- 卒業生を送る会・新入生を迎える会
- 大川神社例祭
- 春の井溝掃除
- 新婚さん祝福「のぼりたて」
- 子ども工作教室
- 花いっぱい運動
- (花の苗全戸配布、沿道にプランター設置)
- 三重グラウンド除草作業
- 愛宕神社例祭
- 万灯と花火の夕べ(8月14日夕方)
- グランドゴルフ大会
- 地蔵盆(子ども会)
- 防災訓練
- 三重クリーン作戦(空き缶拾い)
- 敬老祝い会(森本区と合同)
- 秋祭り(三重神社)
- 秋の井溝そうじ
- 三重文化展
- 子ども会クリスマス会
- 年越し行事(三重神社)
- 除夜の鐘(萬歳寺)
- 親子パン作り教室
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新婚さん祝福「のぼりたて」
百年以上前から三重に伝わる奇襲「のぼりたて」。毎年5月4日深夜、この1年間に結ばれた新婚夫婦宅に地域住民数十人が集まり、長いのぼり竿に隣近所から集めてきたガラクタをくくりつけ立てます。地域全体で新婚夫婦を祝福し子宝を願って行う行事。写真は翌朝。
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花いっぱい運動
地域を花でいっぱいにしようと、毎年5月下旬にベゴニア、マリーゴールドなどの花の苗を全戸に配布。また地区内を走る道路沿いに花のプランターをズラリと並べ道行く人の目を楽しませています。三重村づくり委員会が中心で20年以上続けています。