ゲンゴロウ郷の米

龍谷大学政策学部 × 三重・森本地区

ゲンゴロウさとこめ

2016年、龍谷大学×地域協働事業では、絶滅危惧に指定された二種類のゲンゴロウを発見しました。地域の自然資源の豊かさの指標としてゲンゴロウを活用し、ゲンゴロウと共生できるお米づくりに取り組んでいます。

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京丹後森本アグリ(株)
Tel.0772-64-4537 Fax.0772-64-4702
担当 丸井洋市/Tel.090-8653-6213

森本の農地を守る
「京丹後森本アグリ(株)」

“ 私たちが作っています ”

少子・高齢化で後継者が減少する森本地区で、先輩たちが培ってきた優良な田畑を保全していくため、地域で話し合い、地域住民が出資者となり、株式会社(農業生産法人)を立ち上げました。大型区画の農地に水稲を中心として、加工用キャベツ、加工用ねぎ、小豆、小菊などを栽培。雇用の場として、水稲は男性が、野菜等は女性が、農地を守るため、地域住民一丸となって取り組んでいます。

ゲンゴロウ郷の米ができるまで

1 農村再生への取り組みがスタート

休耕田や遊休地が増え、田畑の後継者が不足している当地域に、2015年7月、龍谷大学政策学部の大学生がやってきました。活動の目的は、水田や水路、ため池で生物調査を行い、生息する生き物とその地域に住む人々の暮らしとの関係について調べ、人と自然の共存を模索することでした。さらに、生産活動を行い、地域に経済循環を起こしたいというビジョンもありました。

2 水田・水路での生き物調査

2016年11月まで、1年半にわたって調査を行い、5668種もの動植物が生息、多くの生き物のすみかとなっていました。その中に、農薬等で汚染されていないきれいな水中でしか生息しない、絶滅危惧種に指定されているマルガタゲンゴロウやクロゲンゴロウが発見されました。

3 住民対象の地域報告会

地域報告会で、学生から、「生物に優しい農業・農法を行うことが生物多様性・環境保全に繋がり、その農法から作られた農作物は、ブランド農作物として高い付加価値をつけ市場に出すことができ、地域に経済循環を起こすことができる。その結果として、生き物にも人にも良い影響が出る」という提案がありました。

4 付加価値米の田植え

2017年春、絶滅危惧種が発見された0.5ha(5反)の水田で生物多様米(付加価値米)の生産活動がスタート。地域住民と学生が共同し、田植えを行いました。

5 稲刈り

田植え以降の除草や水の管理は、京丹後森本アグリ㈱の協力を得て行いました。実は、米作りはこれが一番大変。そして、実りの秋を迎え、およそ2000㎏の米が収穫できました。

6 ゲンゴロウ郷の米ネーミング

収穫できた米のネーミングを学生と地域住民で考案した結果、「ゲンゴロウ郷の米」と決定しました。しかし、ゲンゴロウに対するイメージが多様で、今後図柄の見直しがあるかもしれません。

7 道の駅 丹後王国「食のみやこ」で販売活動

販売活動の皮切りに、地元の道の駅 丹後王国「食のみやこ」に依頼。1ブース借りて販売しました。当日、炊飯器を持参し、来客にゲンゴロウ郷の米を試食していただき、率直な感想を聞きました。今後の販路拡大をめざし、現在、奮闘中です。