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里の人インタビュー:森本アグリ② 〜次の世代へ受け継ぐ

地域のこと

−前半ではこれまでの経緯や法人にしたことでの変化などお聞きしました。現状の課題としては若い人をどうやって巻き込んでいくかというところでしょうか。それに関連して龍谷大学とのゲンゴロウ郷の米の取り組みがありますが、それに関してはどのような思いを持っていますか?

最初は田んぼ1枚でいいということだったし「やってみるか」という感じだった。それでもやり続けていくうちに出口となるような販路も見えてきた。この取り組みをしててやっぱり安全なおいしいお米というのは今の時代求められてるというのを感じることができた。

龍谷大学の皆さんが三重森本地区に関わってくれてありがたいと思ってる。やっぱり地元ではわからないことをやってくれるから。今回みたいにお米に付加価値をつけていこうだとか。これからも関わり続けてもらって、農業に触れてもらえればと思ってる。

―先日ぼくも龍谷大学の発表を聞かせてもらいましたが、かなりレベル高かったですね。これからの森本アグリさんとの取り組み楽しみにしています。

森本アグリさんは今、若い人を求めているとお聞きしましたが、どんな人にはいいて欲しいですか?

機械を操作するオペレーターが少ないから、そういう人が入ってくれると助かるな。あとは森本の農地を守って、ぼくらと一緒に考えてやっていく人。いずれは経営者になりたいような人なんかいいね。やっぱり株式会社だからそういう人が必要だと思う。

まあこの地区に住んでくれるだけでもありがたいんだけど(笑)。

―森本アグリとして、今後やっていきたいことはありますか?

三重地区から、明田、延利、五十河まで、これは森本地区周辺の広範囲なんだけど、それをいずれは面倒みたいと思っている。

あとやっぱり六次産業化は必要だと思う。今の時代、加工業をやって付加価値を高めていくことが大事。まんぐるわさんとも連携して何かやっていければいいな。

魅力的な会社であることも大事だと思う。若い人が働きたくなるような生き生きした雰囲気でやっていきたい。そのためにも今後はもっと若い世代と森本アグリの距離を縮めていきたい。

森本アグリの事務所に貼られている小学生の発表資料。
「地域学習の一環で話を聞きに来てくれた」と嬉しそうに話すみなさん。

―今後に向けて色々考えてらっしゃるんですね。まんぐるわさんとのコラボ楽しみにしています。最後の質問になりますが、みなさんは今後この地域がどうなっていってほしい、またはどうしていきたいですか?

まずはこの地域の風景を残していきたい。移住する人が増えて、この集落が残っていってほしい。今は子どもが少なくなってきて、ちょっと寂しいからね。

あとは文化的なことを続けていってほしい。祭りとか行事とか。昔と比べて飲むことも減ったしなあ。そういえば以前、森本アグリで地区の人たちに蕎麦を振る舞ったことがあったが評判良かった。ああいうことはまたやっていきたいね。

―ぼくもこの三重森本の風景は好きなのでぜひ残していっていただければと思います。今日はお話を聞かせていただきありがとうございました。