三重森本地区では2019年1月から、移住お試し住宅のリノベーションが始まっています。

移住お試し住宅とは、地域への移住を検討する人が滞在するための拠点のこと。その地域の空き家を活用して作られることが多いです。滞在中、地域のあちこちに足を運んでみたり、地域の人と話したりして、その地域の雰囲気を肌で感じてもらうための仕組みです。

そんな移住お試し住宅のリノベーション作業をやっているというので、現場に取材に行かせてもらいました。森本公民館の近くにあるというので行ってみると、中からガヤガヤ声が聞こえて来ます。どうやらこの家のようです。

中に入るとすでに作業が始まっていました。地域の人たちが工具を手に床板張りをしています。

リノベーションの予算にも限りがあるため、なるべく自分たちの手で作業をすることに決めたそう。解体作業や床貼り、塗装などは全て地域の人の手によってされます。まだ作業が始まって1ヶ月ですが、着々と進んでいるようです。

古い家だと水回りが心配な方もいると思いますが、その点も大丈夫。お風呂やキッチン、トイレは全て新しいものに変えられる予定です。お風呂はもうできているというので撮影させてもらいました。

取材していると、作業している地域の人たちもなにやら楽しげ。

「この床板、はまらんぞー(笑)」
「のみ持ってこい、のみ(笑)」

そんなことを言い合いながら、笑顔も垣間見えるリノベ現場なのでした。

このリノベーションの作業は3月中には終わり、4月から利用が開始されるそうです。家賃は1ヶ月/45,000円。三重森本地区のお試し住宅は最長1年まで滞在できるので、じっくり地域を見てみたい方にもオススメです。

地域の人が管理するため、利用の仕方もある程度融通が効くそう。興味がある方まずは相談してみてくださいね。

◯お試し住宅問合せ先
三重・森本里力再生協議会
〒629-2522　京都府京丹後市大宮町三重507-2　三重公民館内
TEL：0772−64−4185